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絵と文のマッチ具合も素晴らしい
(2009-01-30)
挿絵がすごくあっていて、物語がよりすばらしく感じられた
特に、サロメの絵がよかった
誰でも知っているおとぎ話を、誰も知らないすこし残酷なお話へと変換させていく過程は、もう才能としか言いようがないと感じた
女の子だけの秘密
(2008-12-09)
少女だけが持つ甘美さ、少女だけが持つ潔癖さ。それが流麗な文章と甘美なイラストに絡みつき、なんともいえない世界観が広がります。一枚ごとにためいきです。
「愛されすぎた白鳥」の話はせつなくて泣けます。
男性には近寄れない世界を垣間見させてくれる
(2007-01-19)
本のさし絵は、文章にあわせて後で描かれます。
絵本の場合は絵がメインですが、やはり文章を先に書くことが多いようです。
本書は、「最初に絵を決めて、あとでその絵に合わせた物語を書く」というめずらしい順序で書かれました。
まずは、表紙の絵をじーっとご覧ください。
いかがですか。
この絵のタイトルは「サロメ」です。
サロメは新約聖書に登場するユダヤの王家の血筋をひく女性で、歪んだ恋心から洗礼者ヨハネの首をはねさせる、というオスカー・ワイルドの戯曲で知られています。
皿の上に乗せた預言者の首を持つ女、というモチーフで多くの画家が作品を残しているそうで、樋上さんも皿の上に生首を乗せた図柄を踏襲しています。
しかし、この絵の女性は何とも無表情です。
オスカー・ワイルドの原作では、切った首にキスして、「お前の口に口づけしたよ」と語りかける不気味な女性でしたが、樋上さんの絵にはドロドロした情念と無縁の少女が描かれています。
おまけに、胸を半分はだけているのに、エロティックな印象も与えません。
こんな不思議な樋上さんの連作絵画が、全部で4シリーズ小川洋子さんの手元にとどき、小川さんは絵のイメージに合わせた物語を紡ぎはじめます。
いずれも短いおとぎ話ですので、内容の紹介は差し控えますが、帯に「残酷で可憐な物語」とあるように、どの物語も、血塗られた結末が待っています。
樋上さんといい、小川さんといい、やはり女性は、男性よりも「痛み」や「血」に強いのでしょうか。
男性には近寄れない世界を垣間見た気がします。
樋上さんは最後に、「読む人の心にしみ込んでいくでしょう」と結んでいます。おとなの絵本として、私もお薦めです。
ただし、女性向け。
男性が読むときは、女性向け週刊誌を覗き見するような気恥ずかしさを感じることがありますので、ご注意ください。
読む価値ありません
(2006-12-28)
素敵なイラストに釣られて、図書館で借りました。(買わなくて良かった。)
絵はいいんですが、話の方は まったく読む価値ありません。 私のように
大人向けの洒落たおとぎ話を期待している人は、多分 がっかりするでしょう。
私は、 “。。。足の爪をはがされる。”という表現を読んで嫌になりました。
全体がそんな感じです。 気持ちよく、本を読みたい人にはお薦め出来ません。
不思議な世界
(2006-10-29)
清純な少女のようでありながら妖艶な女の子。
その絵からつむぎだされた小川さんの作品。
とても綺麗に作られている本で、不思議な感覚になってきます。
内容は全く違いますが、子供の頃、ネバーエンディングストーリーの本で初めて
感じた本の中に、入り込んでいる感覚を思い出しました。(熱中すると言う意味ではなくて)
スワンキャンディーを舐めながら、読んでみたくなる素敵な本でした。


